障害のある人が相談支援事業所に出会うまで

株式会社AKYは、指定特定相談支援事業と指定障害児相談支援事業をおこなっています。

文字にすると難しいですね。

簡単に大人からの相談と子どもの相談と考えてください。

相談支援事業では、障害のある人の暮らしをより良いものにするためにたくさんのサービスから計画をたてたり、困りごとが解決できるようにサポートしています。

障害者手帳を持っている人や、自立支援医療制度を利用している人が対象になります。

その他にも、手帳も何もなくても、お医者様が必要と診断された方でも対象となる場合があります。

仕事をしたいけれど諦めていたAさん

毎週、精神科に通院しながらどうにか生活しているAさん。

体調が悪い日と良い日が不定期にあります。

Aさんには、お仕事をしたい気持ちがありました。

しかし、一般の会社で仕事をするには、症状の関係で難しい状態でした。

Aさんが、働けるようになったきっかけは、相談支援でした。

Aさんと相談支援員との出会い

Aさんは、通院していた病院でできた友人に相談の電話をしました。

すると、友人Bさんが少しだけ働いていると話してきました。

びっくりしたAさんは、自分も働けるかもしれないと思いBさんに聞くと、役所の障害福祉課から相談支援事業所の一覧をもらってきて相談したと教えてくれました。

相談支援事業所を選ぶ

Aさんは、体調の良い日に役所へ行き一覧をもらってきました。

自宅から近く、電話の感じがとてもよかったフィールアットホームの相談支援員さんと会ってみることにしました。

相談支援員さんは、Aさんの仕事をしたい気持ちを受け入れながら、現状を聞いてくれたので、わかってくれる理解者ができたことに、安心感が湧いてきました。

相談支援事業所を選ぶポイント

  • 相談支援事業所を選ぶときは、初めから1か所に絞らず、複数の候補を考えましょう。
  • 候補が決まったら、事務所に電話してみてください。電話の応対がよかったり、親身になってくれそうなところで、自分が気に入るところを探してください。
  • あとで、相談支援事業所を変更することもできます。

相談支援員と面談

約束の日

Aさんは、とても緊張して体調も不安定な状況でした。

相談支援員さんは、Aさんの緊張をとるように、優しく時間をかけて話を聞いてくれました。

その結果、体調の良い日に就労支援事業所の見学に行ってみることになりました。

相談支援員さんは、受給者証の発行などの役所での手続きも今回は、代行してくれることになりました。

相談支援員とは

地域の福祉サービス事業所の情報はもちろん、いろいろな制度の勉強もしているので、自分ひとりで悩んでいるあなたは、相談してみるといいかもしれません。

相談支援員は、できないこともあります。しかし、相談できる強い味方になってくれます。

訪問看護やヘルパーを利用したり、就労支援に通うなど複数のサービスを受けるときの時間調整もしてくれます。

事業所に直接言いにくいことも、代弁してくれることだってあります。

Aさんの、その後

Aさんは、自分の体調を考えながら就労支援事業所へ週3回程度通うようになり、少額ですが自分で稼げる喜びを味わっています。

そして、訪問看護を週2回利用するようになり、体調の凹凸を少なくできるようになりました。

相談支援員さんは、困りごとを電話すると相談にのってくれたり、定期的に訪問してくれるので、頼りになるお母さんのような存在になっています。