精神障がいを持つ利用者様への訪問看護の一例

精神科や心療内科への通院を継続する必要があるとされる人が受けられる制度に自立支援医療制度があります。

厚生労働省のホームページに自立支援医療制度の目的が記載されているので紹介します。

自立支援医療制度は、心身の障害を除去・軽減するための医療について、医療費の自己負担額を軽減する公費負担医療制度です。

自立支援医療制度の概要 目的

訪問看護は、医師の指示のもと提供されるサービスです。

医療保険を利用する人と介護保険を利用する人がいますが、精神障がいのために訪問看護を利用する人は、医療保険を利用します。

さて、制度の説明はこれくらいにして、一例を紹介します。

訪問看護フィールアットホームの利用について、もっと詳しくお聞きになりたい方は

072-449-1551 までご連絡ください。

お薬が定期的にのめないAさんへの訪問看護例

Aさんは、お薬をのむことを忘れてしまいます。

自分でのもうとしても、どの薬をのんだらいいのかわからなくなり混乱して落ち着いて服薬できません。

そこで、Aさんの主治医は訪問看護の利用を提案しました。

Aさんのお宅に訪問看護師が伺い、お薬カレンダーに毎度の薬をセットするようになって、混乱することが減って飲み忘れも防止できています。

お薬を処方通りにのむことで、Aさんの精神状態も改善でき、日常生活で混乱することが少なくなりました。

精神的につらい日々を過ごすBさんへの訪問看護例

ベッドで横になって過ごすことの多いBさんは、通院も億劫になるほどつらい状態でした。

医師からの助言で、短期入院をすることになってしまいました。

1週間ほど経過したころ、退院への準備を進めようと、医師とケースワーカーが手助けしてくれました。

そこで訪問看護を退院してから数か月受けてみてはどうかと提案されました。

Bさんも、他の患者さんから訪問看護について聞いていたので、すぐに理解でき退院しても、生活しているような気がしてきました。

退院前に、病院で訪問看護師と面談し、どんな暮らしをしたいかなど話し合うことができた結果、退位後すぐは毎日訪問することになり、落ち着いてきたら週3回の訪問に減らす計画ができました。

退院後すぐは、毎日訪問看護師が様子を見にきてくれ、退院後の不安を聞いてくれました。

Bさんは、いまでも外出はつらいときがあるものの、通院は定期的にできるまで回復しました。

訪問看護の受け方がわからない

訪問看護を受けるには、主治医からの指示が必要になります。

ここで、立ち止まっている人も多いでしょう。

自分から医師に相談するのが難しい場合や、どう説明したらいいのかわからない場合は、フィールアットホームにご相談ください。

あなたの心のつらさの寄り添いながら、相談していきましょう。